INTERVIEW #02

消化器外科指導医

副院長稲葉行男

現在の診療科の紹介、診療内容等お聞かせ下さい。
河北病院の外科常勤は合計6名(出身大学:弘前大学4名、山形大学2名)です。診療内容は、消化器外科を中心に、乳腺、甲状腺、ヘルニアなど首から肛門までの手術を担当しています。
研修医を指導する際に心がけている事は?
まず、社会人として人とのコミュニケーションが十分に取れるようになること。診療に関しては、1症例、1症例を大切にしていくこと。技術面では手術の修得がメインとなりますが、目的をしっかり持って臨んでほしいと思います。最後に、チームワークの重要性を心がけていただきたいと思います。

──勤務環境やプログラム体制について教えて下さい。──

手術の執刀医が主治医を担当する体制をとっています。チーム医療の観点から主治医が不在の場合でも、他の医師が適切な対応ができる体制をとっています。スタッフのほとんどが外科専門医です。外科専門医以外にも消化器外科専門医が2名、消化器外科指導医が1名、乳がん認定医が1名おりますので、十分な指導体制がとれています。今後整備される予定の外科専門医制度に関しても、弘前大学と山形大学の両大学プログラムに参加する予定です。
専門外来として、乳腺外来と肛門外来を開設しており、住民のニーズに合わせた診療を提供しています。時間外の救急患者や病棟急変に対しては、スタッフが当番制で対応しており、プライベートな時間も十分に取れると思います。

研修医時代の指導医との
エピソードを教えて下さい

───良心に従って医療を行おうと強く感じた日
研修時代の一年目は、派遣された病院の独身寮に住んでおり、毎日時間外の外科当番をしていました。ポケベルも携帯電話もない時代ですから24時間病院に縛りつけられている状態でした。したがって唯一、学会出張で病院を離れたときが、自由で安心して過ごすことができる時間でした。
指導医の先生に関して一番思い出に残っている出来事は、亡くなられた患者さんの家族を前にして、指導医の先生が「期待に応えられなくて申し訳なかった。」とお詫びではないのですが、一言挨拶されました。良心に従って医療を行っていこうと肝に銘じる契機となった大切なエピソードで、今でも鮮明に覚えています。
───研修医時代は、毎日がスランプ
研修医時代は、毎日がスランプでした。というのは、頭で思った通りのことができない。研修医ですから最初からできないのは当然なのですが、できない自分が許せない。そういう研修医の気持ちを理解した上で、接していきたいと思っています。「できなかった手術ができるようになった」「難しくて手伝ってもらっていたことが、自分ひとりでできるようになった」など、自分自身の進歩を実感し、達成感が得られることに喜びを感じました。
仕事を離れて何か自分の好きなことをする時間の確保はとても重要なことと思います。僕は映画が好きでしたが、今の時代はレンタルやネットが普及しているので手軽に楽しめて羨ましいです。息抜きの抜け道をつくっておくことは、大事なことだと思います。

MESSAGE

病院選びのポイントとメッセージ

単に規模の大きい病院であるとか、症例数の多い病院を選びがちなのですが、病院機能の面から選ぶ視点をもっていただければと思います。河北病院は、県内に数少ない緩和ケア病棟を持っている病院です。例えば、消化器悪性疾患の患者さんが受診された場合、診断から内視鏡的治療までは消化器内科で行い、それ以上の治療が必要な場合は外科で手術をする。手術後は外来化学療法室なども利用しながらフォローしていく。残念ながら再発された場合は、緩和ケアの介入を依頼して、1人の患者さんを最後までしっかり診ていくことができる病院です。そういう病院機能の面から病院を選んでみてはいかがでしょうか。
河北病院で、県民の皆さんのために一緒に働いてみませんか。